河岸段丘を歩く

茶畑

 静岡県のとある街へ行く。そこで、とあるプロポーザル資料の閲覧。資料を見て、前年度の課題と今後提案していくことなど、プロポーザルのためのヒントを探す。

 その後は現地を見る。周辺は一面の茶畑で、とても美しい。午後は役場をまわり、さらに情報収集。以外な事実を知っていろいろ話したり、その内容をプロポーザルにどう生かそうか相談したりする。やはり現場は面白いものだ。

 現場は有名な河川の東に位置する台地に位置していた。河川沿いの土地と、その台地とはちょっとした小山、だいたい50mくらいの標高差があっただろうか。ふと、昔授業でならった「河岸段丘」というのがこれだ、と気づく。河川の流れによって台地が削られて、崖のようになる地形のことだ。そう気づいて改めてみてみると、その「崖」は見事に河川に沿って作られていた。
 河川沿いには田園が、台地の上には茶畑が広がっていた。それぞれの水はけを考慮してこういう利用になったのだろう。