母校に行く

わが母校

 先日、とある学会が開催される情報を知る。その会場がたまたま母校だった。せっかくなのでと申し込んだので、今日はそれを聴講に行く。
 午前中は二つのセッション。
 一つ目はPFIに関するもので、かつてつくばで研究した内容。PFIを取り巻く問題点のレビュー的な発表のほか、公共側のリスクにはどんなものがあるか、それをモデルで示すとどうなるか、という発表。さらに経営破たんしたPFI事例の報告書に基づく考察の発表もあった。最後の発表者が、僕がつくば時代にお世話になった方だった。発表前後に久しぶりに話する。お元気そうで何より。
 二つ目は設計VEや公共調達に関するもので、名古屋市内河川の事例紹介、名古屋高速道路での資産管理の発表、設計施工分離型発注と設計施工一体型発注のモデルによる比較といった内容だった。最後のモデルによる比較は、僕が設計会社にいることもあり、モデルの前提条件にいろいろと疑問ももったりした。ある人が延々と質問時間を食ったために、それについて質問できなかったのが残念。

 昼食後、ついでに昔在籍した研究室へ挨拶。研究室の場所が変わっていて場所がわからないので、事務室に聞きに行く。事務室のおばさんが僕の顔を覚えていたのは驚き。卒業したのは10年前なのに。。。ちょっと嬉しい。
 そしてかつてお世話になった先生としばし面談。変わらず飄々としている。仕事の近況など話する。

 午後は会社に戻り、すぐさま某事務所へ出かける。こちらは面接のカバン持ち。いい結果が出ればいいんだが。

 久しぶりの母校は、建物の外観は多少変わったが、空気は変わっていなかった。嬉しく思うばかりだ。