交差点解析

 午前、某県庁にて打ち合わせ。寒い。。。

 午後は会社に戻り、某地点の交差点解析。
 交差点解析とは、信号交差点が渋滞なく処理できるために計算する作業。この計算によって、現場の信号のサイクルとか、右折現示の設置とか、右折レーンの長さとか、そうしたものが決まっていく。手計算でも可能だが、パソコンソフトが発売されているので普通はそれを使って作業を行う。それでもパラメータの設定と計算結果のジャッジは今でも人間の作業であり、これらが一番難しい。パラメータは大型車の割合とか、車道の幅とか、勾配とか、そんなもの。
 計算結果のジャッジは交差点の飽和度、という概念で示される。これが0.9を超えると、その交差点はどんなにがんばっても一度の信号サイクルで処理できなくなってしまい、渋滞の元になってしまうわけだ。そうならないように、青信号の時間を数秒増やしたり、信号サイクルを単純な青→赤から、右矢印を加えるなどしたり、信号サイクルそのものの時間を変更したりして、最適な信号現示パターンを考えるわけだ。そしてその結果は交差点の設計に反映されることになる。
 今回は検証する交差点の数も多かったものだから、日が暮れるまでもくもくと作業をし続ける。疲れた。。。

 ふと窓を見ると雪。南海上の低気圧による雪だから、さほど積もらないだろう、と思っていたら帰宅時間には案の定、雨に変わっていた。冷たい雨は体の芯にこたえるのう。