良いお年を!

 今年もいろいろありました。
 仕事としては、社内の立場が変わったり、部が変わったりして環境が激変。仕事内容も若干変わり、とまどうことの多かった年です。
 前半はそれに慣れるのがせいいっぱいでした。これまでは中部地方が仕事のフィールドでしたが、これが一気にさいたまから松山まで広がりました。新しい空気を吸ったのは自分にとっては良かったことと思っています。来年はもっと範囲が拡大するかもしれません。その中で少しずつ環境に慣れてくるとともに、自分の仕事への甘さを再認識し、反省が強くなったのが後半でした。力不足、努力不足を痛感しています。これは来年への、克服すべき大きな宿題です。

 プライベートでは、所属しているバンドでのイベントが大きかったでしょうか。興味深い曲をたくさん演奏することができたことはもとより、仲間としての一体感を感じることができたのが収穫でした。
 また、mixiを通じてジャムセッションに参加もしました。セミプロのような方もいらっしゃって、久しくセッションしていなかった立場にとっては大いに刺激になりました。
 友人の相次ぐ結婚もいいお知らせでした。大学時代の懐かしい仲間とも再会し、距離も時間も、超えられるものってあるんだな、と思った次第です。

 旅行にも行きました。ちょっと仕事がきつかった時期に、ぶらりと下関にドライブ。高速道路で西日本を縦貫し、歴史・景観・食を堪能しました。帰りは門司から神戸までフェリーの旅を楽しみましたが、これも新鮮な体験となりました。

 本は、経済学では「ダメな議論」「経済政策を歴史に学ぶ」「統計数字を疑う」などが印象的でした。娯楽系では、探偵ものとしてのスペンサーシリーズ、警察ものとしての87分署シリーズなどを読み始めました。いずれも一冊一冊完結しつつ、シリーズものならではの大河小説としての味わいが素晴らしいです。単発ものでは「ウッドストック行き最終バス」も面白かったです。
 ジャズ系の本では、昔からある本ですが「マイルス・デイヴィスの真実」が良かったです。小川隆夫さんはお医者さんでジャズファンの方ですが、実にいい文章を書く人ですね。

 ジャズのアルバムでは、なんと言っても「Concert in the Garden / Maria Schneider」でしょう。ジャズは交響曲の世界を手に入れた、というアルバムの評をどこかで読みましたが、言い得て妙だと思います。繊細なサウンドとスゥイングの両立は、ジャズがここまで来たか、と思わせるに十分でした。

 つらつらと書き連ねましたが、このような(仕事の愚痴が多い)雑談ブログをごらんになっていただいた皆さん、ありがとうございます。来年が皆様にとって良い年でありますように。それでは、良いお年を。