初冬の飛騨路の写真

 仕事で飛騨高山へ。レンタカーで朝から高速を飛ばす。昨日の晩はとても冷え込んで天気も荒れたこともあり、東海北陸自動車道高鷲ICから北は雪でチェーン規制とのこと。ノーマルタイヤだったので、手前の郡上八幡ICで下道に降り、一般道の通称せせらぎ街道で高山に向かうことにする。北上し、飛騨美濃有料道路を越えたところから、気温がぐんぐん下がる。晩秋の景色は一変し、雪景色に。
 これは途中の小川沿いで休憩時に撮った一枚。実は数週間前に紅葉の写真を撮った場所とほとんど同じ地点。つい最近まで見事な紅葉だったのに、周囲はほとんど雪化粧になっていた。

 さらに車を進める。せせらぎ街道のピークは西ウレ峠というが、この峠は日陰は完全に路面凍結状態。沿道にはガードレールに正面から追突している事故車もあり、危険なことこの上ない。ブレーキを急に踏まないように、ローギアで慎重に峠を下る。もとが南の人間なので雪道は苦手だ。。。

 高山で用事を済ませ、某現場を見るために今度は白川郷に向かう。国道158号から156号利用で白川村へ。

 この写真は、国道156号沿いに広がる御母衣(みほろ)湖。御母衣湖はダム湖で、この下には旧荘川村中心部が眠っている。湖畔には水没した中心部から移植された荘川桜と呼ばれる桜の大樹がたたずむ。桜は雪化粧。湖畔の空気はひきしまっていた。

 白川郷に到着。所要を済ませたあとは、せっかくなので合掌造集落をのぞいてみることにする。
 世界遺産の合掌造は、週明けの月曜日ということもあり、観光客もまばらだった。足早に過ぎる。それにしてもここは完全に観光地、ほとんどテーマパークみたいになってしまっている。人が来て潤っており、村の人口も増加傾向にあるとのことだが、痛し痒しなのかもしれない。
 この写真は、メインの合掌造の集落群とは少し離れたところにある家。この辺までくると周囲の風景も開発されておらず、往時に近い風景といえそうだ。

 その後いくつかの場所で要件をすませ、名古屋に戻る。久々のロングドライブでした。