East Coast Blow Out / Jim McNeely

 ピアニスト/アレンジャーのJim McNeelyが自己のビッグバンドにJohn ScofieldとMarc Johnsonを迎えて作成したアルバム。John ScofieldとMarc Johnsonのプレイを知っている人なら想像できるあのモーダルでアウトな世界が、ビッグバンドジャズのフィールドで繰り広げられる、という趣向。なかなか、いや、かなり面白いアルバムとなっている。
 白眉は二曲目のだと思う。Ornette Coleman風のテーマそれ自体もとても面白いいが、後半部分、Jim McNeelyやJohn Scofieldのソロとアレンジによるブラス陣との掛け合いがいい。テンションの高いブラスのリフに乗せられて、アドリブが冴えわたって面白い。
 この譜面を演奏した人によると、五拍子と六拍子の複合拍子で、わけわからない譜面になっているとのこと。アレンジでここまでいけるのだ。

East Coast Blow Out

East Coast Blow Out