即日プロポーザルに参加

 朝から某事務所で即日プロポーザルに参加。

 即日プロポーザルとは、与えられた技術的課題に対してその場で原稿を作って提出し、ヒアリングを受ける、というプロポーザルによる事業者選定方式の一つ。普通のプロポーザルは、何月何日までに提案書を提出してください、という形式。この場合、締め切りまでじっくり内容を考える時間があるのだが、即日プロポーザルは、その場で課題に対する回答を考え、その場で原稿を仕上げる、というハードなものだ。
 会場とされた会議室には、同業他社が合計5社集合した。各自それぞれのテーブルにつく。ちょっと緊張の面持ち。
 まずは本人確認や、持ち込み資料のチェック。その後業務内容の説明が行われ、課題が書かれた紙が裏返しに配られる。開始の合図とともにその紙を表に向けて、提案書の作成が一斉に始まる。実質の原稿作成時間は1時間半くらい。原稿量はA4で二枚程度。A4二枚というと楽に思うかも知れないが、およそ90分の中で課題への方針をたて、原稿を構成し、相手の要望に沿った内容を提案するのは意外に時間がかかり、骨が折れる作業だ。
 今回僕は頭を使うというよりも、原稿作成要員として参加した。全体の構成を考え、文章を入力し、業務フローチャートを書き、提案に基づく表を作成していく担当。他の二名がアイディア出しと課題への対応チェックをしていく。ものすごい勢いでワード職人と化す。

 時間はあっという間に過ぎ、終了。わが社のチームは比較的余裕を持って終わることができた。まあ分かりやすく書けたかな、というところ。ここで午前終了。

 午後はヒアリング。まさに面接のような要領で順番に部屋に呼ばれ、午前中に作成した原稿に対する質問に答えていく。ここは僕の担当ではなかったので、上司に任せる。手ごたえはわからないものの、下手はうっていないと思うが、どうだろう。

 戦い終わり、レンタカーで名古屋に戻る。昨日からハードな日程だったが、なかなか心地よい疲労だった。