古地図と古写真の本

城と城下町 1 江戸東京 (歴史群像シリーズ 城と城下町 1)

城と城下町 1 江戸東京 (歴史群像シリーズ 城と城下町 1)

城と城下町 2 大坂大阪 (歴史群像シリーズ 城と城下町 2)

城と城下町 2 大坂大阪 (歴史群像シリーズ 城と城下町 2)

 学研によるカラー冊子。タイトル通り、古地図と古写真による都市構造の変化を紹介した本。江戸東京ものの本は多くて、僕もいろいろ知識はあるのだけど、大坂−大阪の安価な都市歴史の本というのはなかなか無いのでこれは楽しめた。大阪は太閤の遺稿が今も残っているんだな。大阪の市街地はあまり逍遙した経験がないので、一度歩いてみたい。
 この本の良いところは、江戸時代の地図と明治や現代の地図をカラーで同縮尺で掲載しているところ。これが実にわかりやすいし、興味深い。
 一つ気になった点は、東京について「都市計画を定めないまま開発を進めた(大意)」という記述があったところ。東京には立派な都市計画はあったので、これは誤りというか、認識不足。ただ実行されなかったというのが正解。