会社が合併して一月。

 社員個人の意識としては、相当融合してきているように思う。遠くの親族よりも近くの他人というところか。やはり毎日顔を合わせる効果は大きい。飲み会レベルでは、ほぼ統合終了といっていいだろう。
 融合していないのは、会社のシステム。会計を中心に相当の混乱があり、給料の原資をどうしたらいいの、みたいなレベルにまで大混乱。
 社会人の行動はすべてカネに連動しているので、日々の営業活動をどう会計システムに反映していくの、というところでまた混乱。互いのシステムに不慣れな上にPC上ですべての処理をしようとしたもので、かなりの混乱となっている。正直自分の職責の立場上も含めてイライラするが、こればかりはシステム屋さんにソフトのアップデートをしてもらわないとしようがないので待つしかない。
 もっとも大まかには動いてはいるわけで、現状は「かゆいところに手が届かない」の手前の「活動はできるが全身かゆくて仕方がない」というところか。書いておきながらよく意味がわからないが。

 融合の問題でもっとも大きいのは人間同士の駆け引きのレベルかな。どうしても統合前の旧会社の人材を単位に考えてしまう。この辺は、まあ実務的には時が解決するのだろう。社内政治的には根強く残るとは思うけど。